EDの改善を約一ヶ月で。低強度体外衝撃波治療 ED-MAX

衝撃波でEDを根本から改善する

医療機器により陰茎に衝撃波を照射

ED-MAXとは、スイスのStorz Medical社製の医療機器「CELLIMPACT®(セルインパクト)」を用いて陰茎の血管に低強度の出力の衝撃波を照射することで、血管新生を促進され血流改善をもたらすことにより、勃起機能を改善させる治療法です。

もともと、低強度衝撃波治療は、循環器科領域における冠動脈疾患の他、創治癒、整形外科領域で臨床応用されていますが、EDに対する治療に関しては、海外のガイドラインにおいて、バイアグラなどの内服薬の効果がない症例に対しては、第一選択の治療とされています。

※治療は保険適用外となります。

以下のようなお悩みに

  • ED薬で効果を十分感じられない。
  • 持病でED薬が飲めない。
  • ED薬の副作用が心配。
  • EDを根本から治療したい。
  • 針で刺したりせず、できるだけ痛みが少ない治療を希望している。
  • 短期間で治療したい。

治療の特徴

  • いくつかの研究において、重篤な副作用は、ほとんど報告されていません。
  • まれに治療中の痛みを感じることがありますが、多くは軽微なものです。
  • 1回の治療時間が15~30分で終了します。
  • 週1~2回の治療を計6回行うので、ほぼ1ヶ月程度で治療が終了します。
  • 治療開始1~2回の施術後から変化を感じる方もいます。(個人差があります)

治療のメカニズム

EDの病態は、主に加齢・動脈硬化による血管内皮細胞機能障害が背景にあります。この衝撃波治療は、勃起に関わる陰茎の血管に働きかけます。

低出力の衝撃波を照射

尿路結石破砕装置の10分の1程度の出力の微弱な衝撃波で陰茎の血管を刺激します。

血管が振動し、その細胞の内外で反応が起こる

血管内皮細胞から一酸化窒素合成酸素(eNOs)が産出されます。この段階でも血管拡張作用をおこして組織内の血流改善が期待できます。

新しい血管を形成する細胞増殖因子放出

衝撃波による刺激が新しい血管の形成の準備のため必要なVEGF(血管内皮細胞増殖因子)の放出をうながします。

新血管を生成し血管機能を改善

土台となる増殖性細胞核が生成され、新しい血管を形成していきます。血管内皮細胞機能と血流動態が改善されます。

副作用

重篤な副作用の報告はありませんが、以下のような軽度の副作用があります。

  • 抗凝固剤を服用されているなど出血傾向がある場合、まれに皮下出血などが起こる場合があります。
  • 衝撃波が骨に当たると、痛みを感じることがあります。
  • また、施術中・施術後、照射部に一時的な軽微な痛みを感じる場合もあります。

禁忌

以下のような場合は施術を受けることができません。

  • 重篤は血液疾患を有する患者
  • 治療前6ヶ月以内に、心筋梗塞・不整脈を発症している患者
  • 悪性腫瘍を有する患者
  • 成長期の子ども
  • 照射部位に化膿性疾患を有する患者

この治療に関するお問い合わせ

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本邦のED診療ガイドライン[第3版]における低強度体外衝撃波療法の記載について

低強度体外衝撃波療法(low-intensity extracorporeal shock wave therapy: LI-ESWT)はEAUガイドラインにおいて、VEDと並んでPDE5阻害薬無効や効果低下例の第一選択治療に採用されています。

尿路結石に使用する衝撃波より低強度の体外衝撃波は、既に虚血性心疾患,創治癒形成治療整形外科治療などに対して臨床応用されています。その治療メカニズムは低強度体外衝撃波により血管新生が促進され,その結果,血管内皮機能および血流動態改善が期待される点にあります。

この観点からLI-ESWTの適応は、血管性EDです。最近報告されたLI-ESWT施行7つのRCTや前向き症例対照研究では(※1-7),うち6つ(※2-7)が、糖尿病,高血圧,脂質異常症,虚血性心疾患などの生活習慣病を基礎疾患に有する血管性EDを対象に施行されています。(6研究とも神経性EDは対象から除外されています)。

さらに,3研究(※1,3,5)はPDE5阻害薬無効例を対象にしており,2研究ではPDE5阻害薬併用で施行されています。RCT3研究(※1,4,6)のうち,2研究でLI-ESWT群がプラセボ群より有意に勃起機能が改善したという結果でした。(有効率60-90%と幅があります)

 また,サブ解析で65歳未満の若い層が高齢者より有効でした(※2)。また,軽~中等度のEDのほうが重度のEDより有効であったことが示されています(※7)。なお、副作用はいずれの研究でも皆無であり安全性が極めて高いとされています。以上の文献結果からは,LI-ESWTはPDE5阻害薬無効の重症度が中等度までの血管性EDで65歳未満の若い層に有効性が期待されます。

さらに,PDE5阻害薬無効症例に対しても血流動態改善が得られればPDE5阻害薬に対する反応が改善することが期待される可能性があり,PDE5阻害薬併用のほうが、より効果が期待できます。現在、日本国内では医療機器として承認されたLI-ESWT機器がないため、海外の医療機器メーカーから直接取り寄せる形となっています。

(1) Kitrey ND, Gruenwald I, Appel B, Shechter A, Massarwa 0, Vardi Y. Penile low intensity shock wave treatment is able to shift PDE5i nonresponders to responders: a double-blind, sham controlled study. J Urol 2016; 195: 1550-1555

(2) Hisasue S, China T, Horiuchi A, Kimura M, SaitG K, Is0tani S, Ide H, Muto S, Yamaguchi R, Horie S. Impact of aging and comorbidity on the efficyc-f’low-intensity shock wave therapy for erectile dysfunction. Int J Urol 2016; 23: 80-84

(3) Bechara A, Casabe A, De Bonis W, Nazar J. Effectiveness of low-intensity extracorporeal shock wave therapy on patients with erectile dysfunction (ED) who have failed to respond to PDE5i therapy. A pilot study. Arch Esp Urol 2015; 68: 152-160

(4) y ee CH, Chan ES, Hou SS, Ng CF. Extracorporeal shockwave therapy in the treatment of erectile dysfunction: a prospective, randomized, double-blinded, placebo controlled study. Int J Urol 2014; 21: 1041-1045

(5) Chung E, Cartmill R. Evaluation of clinical efficacy, safety and patient satisfaction rate after lowintensity extracorporeal shockwave therapy for the treatment of male erectile dysfunction: an Australian stopen-label single-arm prospective clinical trial. BJU Int 2015; 115 (Suppl 5): 46-49

(6) Srini VS, Reddy RK, Shultz T, Denes B. Low intensity extracorporeal shockwave therapy for erectile dysfunction: a study in an Indian population. Can J Urol 2015; 22: 7614-7622

(7) Reisman Y, Hind A, Varaneckas A, Motil I. Initial experience with linear focused shockwave treatment for erectile dysfunction: a 6-month follow-up pilot study. Int J Impot Res 2015; 27: 108-112