こんなことでお悩みではないですか?
- 特に症状はないが、血液検査で血糖値が高くて不安。
- 自分の症状が糖尿病にあてはまるか知りたい。
- 自分のED(勃起不全)の原因が糖尿病ではないか気になる。
こんなお悩みにお応えする記事をご用意しました。
記事の前半では「糖尿病でよくある初期症状」をリストアップして、それらがなぜ起こるのかを解説しています。後半では「糖尿病になりやすい人の特徴」も紹介するので、どちらにもあてはまる人は一度近くの専門医で相談することをお勧めします。
糖尿病は、インスリンというホルモンが少なかったり、その働きが悪くなることで、血液の中の糖分が多い、いわゆる“高血糖”状態が長く続いてしまう病気です。ほとんどのケースで症状が見過ごされてゆっくりと進行していく一方で、心筋梗塞や脳梗塞といった、重大な合併症を起こすことがあります。
また、陰茎の毛細血管にも損傷を起こすことがあり、これはED(勃起不全)の原因となります。
この記事をお読みいただき、糖尿病の早期発見・早期治療、そして、その合併症の予防につなげていきましょう!
糖尿病はさまざまな合併症を引き起こすため、症状も多岐にわたります。
ここでは、初期症状としてチェックしておきたい項目を5つリストアップしました。
- のどが渇きやすい
- 尿の回数が多い
- 体重が急に減った
- 目のかすみ・眩しさ
- 足がしびれる
では、これらの症状と糖尿病とはどのような関係があるのでしょうか?
わたしたちが食べたものを消化してできた糖分は、あるホルモンのおかげで血液を通して身体中に届けられます。
このホルモンと言うのが「インスリン」です。ですが…。
- 太りすぎ
- お酒の飲みすぎ
- 甘いものの食べ過ぎ
- 不規則な生活
上記のような状況が続くと、インスリンが上手く働かなくなり、糖分が細胞に上手く運ばれなくなることがあります。
それでも身体は生命活動を維持するために、筋肉や骨を分解して栄養を身体に届けようとします。その結果、どんどん身体の細胞は分解を続け、体重減少という形で現れます。
「自分では、病気や食事制限のような心当たりがないのに、急に体重が落ちてしまった」
という方は、上でご説明したように「インスリンの働きが悪くなっている」可能性があることを頭に入れておきましょう。
インスリンが上手く働かなくなると、血糖値を下げることができなくなります。それによって、慢性的に血糖値が高い状態が続いているものを「糖尿病」といい、言い方を変えると、「血液の中に糖がたくさんある状態が当たり前になっている状態」です。
本来であれば、糖分は身体中に運ばれて、エネルギー源として使われます。しかし、血液の中の糖分濃度が高い人の身体では、以下のようなことが起こります。
- 「血液の濃度が高い」と脳が誤解する
- 水分で血液の濃度を下げようとして「喉が渇いた」という信号を送る
- 喉が渇いて、ジュースを飲む(血糖値は下がらない)
- 体内の水分量は多くなり、結果としてトイレに行く回数が増える
「水分を充分に摂取しているはずなのに喉が渇きやすくなり、トイレの回数が増える」
これは糖尿病とは結びつきにくいかもしれませんが、高血糖により起きる代表的な症状です。
血糖値が高い状態とは、血液の中で余分な糖分がドロドロと漂っている状態です。行き場を失った糖分は血管の壁にある細胞を壊して中に入り込みます。
そのときに「活性酸素」という血管を傷つける物質を出してしまい、それらを放置していると全身の血管はダメージを受けてしまいます。そして、その影響はより細い血管から出るため、目や足の神経への症状がよく知られています。
例えば、目への栄養を届けている血管に影響が出ると、「目がかすむ」「蚊が飛んでいるように見える」という症状が見られるようになります。これらを放置すると、出血を起こしたり、最悪の場合は失明を起こしたりします。
同様に、足の神経への栄養が届かないと神経自体が問題を起こして、「足がしびれる」「感覚がない」ということが起きます。糖尿病が原因の場合、この症状を放置すると脚の組織が死んでしまう「足壊疽(えそ)」を引き起こすおそれもあります。
勃起は、神経や血管が正常に働くことで機能する繊細な生理現象であると言われています。性的な刺激を受けた脳から神経を伝って陰茎に伝わると、陰茎の内部の陰茎海綿体と呼ばれる組織に血液が流れ込み、勃起が成立しています。
糖尿病により細い血管が影響を受けやすいと言うことは、勃起が機能するために重要な、非常に細い血管の集合体である陰茎海綿体も例外ではありません。
糖尿病により、陰茎海綿体は血流が悪化しやすく、また、神経の働きも悪化するため、ED(勃起不全)を引き起こす可能性が高いのです。
糖尿病の初期に多い症状
- のどの渇き
- 頻尿
- 体重減少
- 目のかすみ・眩しさ
- 足のしびれ
ここまでに糖尿病の初期症状としてよくあるもの5つを紹介し、それらが起きる原因について解説しました。ただ、これらは糖尿病でない人にも起こり得る症状でもあり、見逃されることも多いです。
そこで、糖尿病になりやすい人の特徴のリストを用意しました。
「なんとなく初期症状に当てはまるような気もするけど、きっと自分は大丈夫だろう」
と思っている方は、まずは自分が糖尿病になりやすい特徴を持っていないかをチェックしてみてください。
糖尿病になりやすい人の特徴
- 血糖値が高い
- 肥満気味である
- 高血圧と言われたことがある
- 糖尿病の家族がいる
- 40歳以上である
- 運動不足
- 高血圧
糖尿病の初期症状には特別なものがなく、気づかないうちにゆっくりと進行する「サイレントキラー」と呼ばれる病気の1つです。
かなり糖尿病が進行し、心臓や脳などへ深刻な合併症を起こして初めて自覚症状が現れるというケースも少なくありません。
まずは以下のような症状がある方、糖尿病になりやすい特徴を持った方はお早めに近くの専門医でご相談ください。
紳士クリニックと同じ医療法人に所属している医療法人奏仁会 大阪梅田健美クリニックでは、糖尿病の保険診療に対応しております。完全予約制のためお待たせすることなく、糖尿病やその他の生活習慣病の検査および治療を実施しております。さらに、糖尿病の原因ともなる肥満の治療にも対応しています。(肥満治療は一部を除き保険適用外となります。)
今回はEDの原因ともなりえる糖尿病について解説しました。
当院では、ED治療薬の処方も実施しておりますが、糖尿病や高血圧症のような生活習慣病などの影響で血管が深く傷ついて、内服薬が効きづらくなってしまった患者様もいらっしゃると思います。
当院では、このような患者様のために、衝撃波で血管の新生を促しEDを根本から改善する方法や、陰茎海綿体自己注射など様々な治療法をご用意しています。
さらに、EDの原因についての検査・治療など総合的な対応を行うことも可能です。
男性ホルモンの一種テストステロンや性機能に関わるホルモンバランスの検査をはじめとして、EDの精神的要因と関わりのある自律神経のバランスを計測する検査を実施したり、睡眠時無呼吸症候群の検査をして必要な場合は保険診療による治療を実施したりできます。検査の結果、より専門的な治療が必要な場合には提携医療機関の紹介も実施しており、様々な対応が可能です。