
精液検査結果の見かた
このページの資料とご自身の検査結果とを照らし合わせていただき、
治療や詳しいご相談をご希望の場合は受診してください。
※:男性不妊検査の診察は完全予約制です。
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SMV(精子運動指数) 250以上 良好
精子の数と動きからは、自然妊娠に問題がない状態です。
一般精液検査の結果が良好にも関わらず、受精率が低い場合は、精子のDNAの断片化や酸化ストレスの状態を測るDFI・ORP検査などによる精査をご検討ください。 -
SMV(精子運動指数) 150~250 可
精子の数と動きからは、自然妊娠に概ね問題のない状態です。
しかし、体調や酸化ストレスの影響により妊娠しにくい状態となることも。サプリメント等も利用しながら、安定した精子の質を保持しましょう。場合によっては、再検査や精査も必要です。ご相談の際はご予約ください。 -
SMV(精子運動指数) 150未満 不良
SMVが低いほど、自然妊娠が難しい状態である可能性が高いです。
酸化ストレスの影響やホルモンバランス・精巣・精管の異常により、精子の質が落ちているおそれがあります。再検査・精密検査、場合によっては治療も必要です。ご相談の際はご予約ください。
精子の色分けについて
高速直進する精子
直線速度25μm/秒以上
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中速精子
直線速度5~25μm/秒
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低速・直進しない精子
直線速度5μm/秒以下
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不動精子
動いていない精子
検査結果が思わしくなかった時は・・・。
当院が推奨する対処法
検査時の状況によっては再検査を検討
精子は、生活習慣の乱れや環境の悪化などにより体内に生じる酸化ストレスなどの影響を受けやすく、精液検査所見は日によって大きく変動するため、WHO(世界保健機構)では2回以上の再検査を推奨されています。
特に寝不足・喫煙・飲酒などの生活習慣による酸化ストレスは精子にとって大敵です。結果が良くない場合は、コンディションを整えて、翌月以降で再検査を受けることをお考えください。
また、必要に応じてDFI・酸化ストレス検査・精子をつくる能力に関わるホルモン血液検査などもご検討ください。
精子DFI(DNA断片化指数)・酸化ストレス検査
精子が酸化ストレスによりダメージを受けると、DNAが損傷して受精率や妊娠率が低下してしまいます。
この検査では、精子のDNAの損傷(断片化)の度合いや、精子がどの程度酸化ストレスの影響下にあるかをお調べすることが可能なので、必要に応じてご検討ください。
泌尿器科専門医の診察をご予約ください。
漢方薬・サプリメントによる男性不妊治療の相談もお受けしますので、お気軽にご相談下さい。
また、検査の結果男性不妊の疑いが強いと分かれば、そこからは保険診療の検査と治療に切り替えることが可能な場合もあります。
男性不妊の診察は予約制です。下記の注意点をよくお読みいただき、ご予約ください。