「最近生え際や頭頂部の抜け毛・薄毛が気になり始めた」
「シャンプー時に抜け毛が増えた気がする」
このような薄毛の悩みを持つ男性は少なくないでしょう。
実際に成人男性のAGAの発症割合は、下記の表のように年齢とともにどんどん高くなっていき、多くの方が発症していることがわかっています。
年代 | AGAの発症率 |
---|---|
20代 | 約10% |
30代 | 約20% |
40代 | 約30% |
50代 | 約40% |
60歳以上 | 約50% |
意外に思うかもしれませんが、20代という比較的若い年代でも10人に1人はAGAを発症しているということがわかります。
AGAが原因の薄毛は自然治癒することはなく、自力で治すことはできません。
かといって、AGAは進行性の脱毛症のため、治療せずに放置すると容赦なく薄毛が進行していきます。
AGA治療に関心があるものの、費用が高額になるため踏み切れないという人も多いはず。
しかし、近年流行っているAGAのオンライン診療なら、対面診療に比べて費用を抑えて治療でき、自宅から受診できるため、周りにAGA治療していることを知られる心配もありません。
当記事では、AGA治療のオンライン診療の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
オンライン診療に対応したクリニック選びのポイントも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
AGA治療が受けられるクリニックの選び方
AGA治療は保険適用外の自由診療で、クリニックごとに治療費が異なります。診察料や配送料が薬代に含まれているクリニックもあるため、トータルでかかる治療費について確認することが大切です。
ここからはオンライン診療に対応したAGAクリニックの選び方のポイントを紹介します。
AGA治療は保険適用外の自由診療となるため、クリニックによって治療費が異なります。
薬代に診察料や配送料が含まれているクリニックもあれば、別途料金がかかる場合もあります。
治療メニューによっては非常に高額になることもあるため、治療にかかる総額を確認したうえで、予算に合わせて治療を継続できるクリニックを選ぶことが大切です。
AGA治療を始める場合は、ライフスタイルに合わせて受診しやすいクリニックを選びましょう。
診察時間が長く土日祝日も診察を行っているクリニックもあります。
仕事の都合で平日昼間の受診が難しく、退勤時間が夜遅くなる場合は、24時間診療に対応したクリニックを選ぶのもおすすめです。
オンライン診療に対応したクリニックの中には、初診のみ対面診療を求められるところもあります。
対面診療では、血液検査を受けたり、視診や触診など、オンラインよりじっくり診察してもらえるメリットがあります。ただし通院時間が取れない人や、治療薬だけ処方してもらいたい人にとっては不便に感じることもあるでしょう。
通院が難しい場合は、初診からオンライン診療に対応したクリニックを選びましょう。事前問診を行い、ビデオ通話で医師の診察を受けることができます。診察時間も10分程度と短時間で済むため、仕事やプライベートで忙しい人でも隙間時間に受診できるでしょう。
AGA治療は最低でも6ヶ月以上の長期治療が必要になります。AGA治療薬には副作用が起こるリスクもあるため、治療中に体に異変があったときに気軽に医師に相談できるクリニックなら安心です。
同じ治療薬を継続する場合、再診不要のクリニックもありますが、希望すれば受診して定期的に経過観察を受けられるクリニックなら心強いでしょう。
AGA治療の対面診療とオンライン診療の違い
オンライン診療と対面診療の大きな違いは通院が必要かどうかです。オンライン診療ならスマホやパソコンのビデオ通話を利用して、自宅で医師の診察を受けてAGA治療薬を処方してもらえます。
オンライン診療の特徴 | ・通院不要で自宅から医師の診察を受けられる ・完全予約制で待ち時間がない ・誰にも知られず治療を受けられる ・治療費を安く済ませられる ・投薬治療しか選べない |
---|---|
対面診療の特徴 | ・医師に直接頭皮を診察してもらえる ・必要であればその場で検査や処置を受けられる ・投薬治療以外の治療を受けられる ・通院の手間や待ち時間がかかる |
オンライン診療のメリット・デメリット
AGAのオンライン診療は、スマホやパソコンを通して自宅から受診できるお手軽さが魅力。また、対面診療に比べて治療薬を安く処方してもらえるメリットもあります。
一方、医師に直接診てもらうことができないため、正確に診断できないケースも。また、治療法が投薬治療に限定されるデメリットもあります。
ここからは、AGAのオンライン診療のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
オンライン診療のメリット
オンライン診療では人件費や家賃など、クリニックの運営コストが抑えられるため、その分治療薬を安く提供できるメリットがあります。
同じ種類の治療薬でも、対面診療のクリニックに比べて安く処方してもらえます。
オンライン診療なら、都合のいい時間帯に自宅から受診できるため、通院にかかる時間や手間、交通費が省けるメリットがあります。
完全予約制で待ち時間もほぼなく、時間を有効活用できるでしょう。
オンライン診療ならプライベートな空間で受診できるため、クリニックで他の患者さんと顔を合わせることはありません。
送られてくる治療薬も中身が分からない梱包になっているため、周囲にAGA治療を受けていることを知られる心配はありません。
オンライン診療では、AGA治療薬の定期配送に対応しているクリニックも多いです。
定期配送なら自動的に治療薬が送られてくるため、注文し忘れや飲み忘れを防ぐことができます。
オンライン診療のデメリット
オンライン診療では、医師に頭皮を直接診てもらうことができません。一方、対面診療なら視診や触診で頭皮や髪の毛の状態を正確に診断することが可能。マイクロスコープを用いて頭皮や毛髪の状態を調べ、薄毛の原因を特定できます。
オンライン診療では、ビデオ通話による視診と問診のみで、対面診療に比べて詳細な診断が下せないデメリットがあります。薄毛の進行状況によっては、投薬治療だけでは治療が難しいケースもあります。
初診からオンライン診療に対応したクリニックは便利ですが、心配な場合は初診のみ対面診療を受けられるクリニックを選ぶとよいでしょう。
オンライン診療はビデオ通話での診察となるため、画面越しで医師とのコミュニケーションが取りづらいデメリットがあります。
また、ネット環境が悪い場合は通信不良で診断できないケースも。ネットワークが不安定で音声や動画が途切れると、十分なコミュニケーションが取れなくなります。
オンライン診療を利用する場合は、ネット環境が安定したプライベート空間で受診することをおすすめします。
オンライン診療の場合は治療法が投薬治療に限定されます。
既に薄毛が進行していて、投薬治療だけでは改善できない場合は、注入治療や植毛治療が必要になるケースも。
投薬治療で6ヶ月以上治療を継続しても症状が一向に改善されない場合は、別の治療法を検討する必要があります。
AGA治療の診察の流れ
AGA治療の受けるにあたって、まずはWEBや電話で診察予約します。
ここからはAGA治療の診察の流れを紹介します。
AGAクリニックの公式サイトから専用フォームや電話で診察予約します。
クリニックによっては、当日までにWEB問診票への回答が求められることもあります。
予約した日時に対面診療であればクリニックに足を運び、オンライン診療の場合はビデオ通話で医師の診察を受けます。
薄毛の悩みや症状に対するヒアリングがあり、頭皮の状態を確認したうえで、医師と治療方針を決めていきます。
処方される治療薬が決まれば支払いを済ませます。
支払い方法はクリニックによって異なりますが、クレジットカード・銀行振込・代引き・後払いなどから選べます。
決済が確認でき次第、指定した住所へ治療薬が配送されます。コンビニ受け取りや配送業者の営業所止めに対応したクリニックもあるため確認しておきましょう。
AGA治療のおすすめクリニック15選【オンライン診療対応の病院も紹介】
AGAの投薬治療だけなら、自宅から気軽に受診できるオンライン診療が便利です。スマホやパソコン、インターネット環境さえあれば、どこからでも医師の診察を受けられます。
ここからは、AGAのオンライン診療に対応したおすすめのクリニックを紹介します。
クリニックフォアは初診からオンライン診療を受けられる
クリニックフォアは東京・埼玉・大阪に10院展開している他、AGAのオンライン診療にも対応しています。
初診からオンライン診療が可能で、診察から治療薬の処方までWEBで全て手続きが可能です。処方された治療薬は最短で当日発送となり、翌日には自宅へ配達されます。
診察料や薬代は完全無料ですが、薬を処方しない場合は診察料に1,650円かかるため注意してください。
他のAGAクリニックからの転院で乗り換え割が適用されます。その他、定期購入による割引も受けられるため、できるだけコストを抑えてAGA治療したい人におすすめです。
AGA治療が初めての人でも安心。万が一、薬が体に合わない場合の全額返金保証制度にも対応しています。
クリニック名 | クリニックフォア |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・サプリメント |
診察料 | 無料 (治療薬を処方しない場合は1,650円) |
配送料 | 550円 |
診察方法 | カメラ・マイク機能付きのスマホやパソコン。または電話 |
診察時間 | 9:00~23:00 |
料金 | フィナステリド1,760円~/月 デュタステリド6,919円~/月 ミノキシジル外用薬10,285円~/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・Amazon pay ・GMO後払い ・代引き |
DMMオンラインクリニックはオンライン診療対応でオーダーメイド治療を行なってくれる
DMMオンラインクリニックは、DMM.comと医療法人社団DMCの提携で運営するオンライン診療サービスです。
AGA治療では抜け毛予防から発毛まで、さまざまな治療プランを用意しているため症状や目的に合わせて治療できます。
内服薬や外用薬のほか、サプリメントやAGAシャンプーの取り扱いもあり、いずれも定期購入による割引を受けられます。
診察は平日8時~22時、土日祝日は21時まで対応しており、予約は24時間いつでも受け付けています。仕事が不規則で帰りが夜遅くなる人でも無理なく受診できるでしょう。
プライバシーへの配慮も万全でAGA治療薬は自宅への配送のほか、コンビニ受け取りやクロネコヤマトの営業所止めも可能のため家族にAGA治療を知られる心配もありません。
クリニック名 | DMMオンラインクリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・サプリメント ・AGAシャンプー |
診察料 | 無料 |
配送料 | 550円 |
診察方法 | ビデオ通話 |
診察時間 | 平日8:00~22:00 土日8:00~21:00 |
料金 | フィナステリド5,478円~/月 デュタステリド5,478円~/月 ミノキシジル外用薬9,218円~/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・DMMポイント |
AGAヘアクリニックは薄毛予防のフィナステリドが月額1,800円で始められる
AGAヘアクリニックはAGA治療の実績が21万件以上と豊富。抜け毛予防から発毛まで、全部で170通り近くの治療パターンを用意しています。さまざまな治療法の中から症状や目的に合わせてオーダーメイト治療を受けられるのがポイント。
秋葉原・大宮・船橋・横浜・梅田にクリニックがあり、オンライン診療のほか対面診療も可能。万が一のトラブル時にクリニックに駆け込むこともできるため、オンライン診療だけでは不安な人にもおすすめです。
カウンセリングや診察料は完全無料。薄毛予防のフィナステリドなら月額1,800円で治療を始められます。治療費が高くなりがちな発毛プランも上限が決められているため安心して治療に挑めるでしょう。
クリニック名 | AGAヘアクリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・サプリメント |
診察料 | 無料 |
配送料 | 520円 |
診察方法 | 専用アプリを用いたビデオ通話 |
診察時間 | 10:00~20:00 |
料金 | フィナステリド1,800円~/月 デュタステリド7,200円~/月 ミノキシジル外用薬12,000円/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 |
AGAスキンクリニックはオリジナル治療薬の発毛実感率が99%
AGAスキンクリニックは全国展開するAGA治療専門のクリニックで、対面診療とオンライン診療に対応。AGAの症例数は250万件以上と豊富。
オリジナル治療薬Rebirthによる治療には定評があり、99%以上の高い確率で発毛を実感しています※。対面診療の場合は男女のフロアが別々になっているため、院内で異性と顔を合わせることはありません。
オンライン診療は診察や血液検査料、薬の配送料が完全無料。薬代のみでAGA治療を始められます。
抜け毛予防のフィナステリドによる治療なら、初月3,700円で治療が可能。通院できる場合は、メソセラピーや自毛植毛の治療を受けることもできます。投薬治療との併用で、より高い効果が期待できるでしょう。
※公式サイトよりデータを抜粋。発毛実感率は2011年5月~2013年1月の期間に治療を6ヶ月間継続した400名の患者さまを対象に実施したアンケート結果より算出。効果には個人差があります。
クリニック名 | AGAスキンクリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・メソセラピー ・自毛植毛 ・LED照射 |
診察料 | 無料 |
配送料 | 無料 |
診察方法 | ビデオ通話 |
診察時間 | 10:15~13:30 15:30~22:00 |
料金 | フィナステリド3,700円~/月 オリジナル発毛剤4,400円~/月 内服薬・外用薬11,000円~/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 |
イースト駅前クリニックはAGA治療の累計実績280万人以上の実績あるクリニック
イースト駅前クリニックは全国に40院展開するクリニックで対面診療だけではなく、オンライン診療にも対応しています。AGAの治療実績は累計280万人以上と豊富。平日は10時から22時、土日祝日は17時半まで診察を行っています。
オンライン診療は専用アプリを用いたビデオ通話のほか、電話だけでの診察も可能。ビデオ通話に抵抗がある人でも気軽に受診できるでしょう。
AGA治療を受けるべきか悩んでいる人は必見。イースト駅前クリニックではAGAリスクを測定できる検査キットを用意しています。AGAの発症リスクを知ることで、早い段階で治療を始められるメリットがあります。
診察料は初診・再診ともに完全無料。フィナステリドによる薄毛予防ならトライアルプランが設けられており1,650円で治療を始められます。
クリニック名 | イースト駅前クリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 |
診察料 | 無料 |
配送料 | 1,100円 |
診察方法 | 専用アプリによるビデオ通話・電話 |
診察時間 | 月~金10:00~22:00 土日祝日10:00~17:30 |
料金 | フィナステリド28錠1,650円 プロペシア8,200円~ プロペシアジェネリック4,700円~ ザガーロ11,500円/30錠 ミノキシジル外用薬1,980円~ |
支払い方法 | ・クレジットカード ・代引き |
Dクリニックは過去の症例にも続いて最適な治療プランを提案してくれる
Dクリニックは日本で初めて薄毛治療に携わった医療機関で、開院から22年とAGA治療の実績が豊富。累積277万件の症例数があり、現在も月に17,000人が受診する人気のクリニックです。
「頭髪未来予想システムSAGAS」による治療には定評があります。過去の症例をもとに症状にもっとも近い治療実績を検索できるシステムで、最適な治療プランを提案してもらえます。AGA治療で使用するのは3種類のオリジナル治療薬で、薄毛の症状や目的に合わせて治療を進めていきます。
治療薬の処方以外に、食生活など生活習慣のアドバイスも行っています。投薬治療と並行して薄毛予防のための体質改善を目指したい人にもおすすめ。
Dクリニックでは医師や看護師、カウンセラーなどスタッフが一丸となって診療を行います。カルテを見れば治療内容や経過が一目瞭然。担当医師が変わっても安心して治療を受けられる環境が整っています。
クリニック名 | Dクリニック |
---|---|
治療方法 | 内服薬 外用薬 |
診察料 | 5,500円 |
配送料 | 要問合せ |
診察方法 | 専用アプリによるビデオ通話 |
診察時間 | 火~金10:00~19:00 土日9:00~18:00 |
料金 | 抜け毛予防の治療薬12,100~15,950円 抜け毛予防+発毛の治療薬16,500円~35,200円 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 |
銀座総合美容クリニックはどの治療プランも初月1,000円でスタートできる
銀座総合美容クリニックはAGA治療専門のクリニックで、症例数は累計185万件以上と豊富。銀クリの愛称で親しまれており、東京と大阪にクリニックを構えています。
銀クリが独自開発した毛量測定法「Medical Bald Scale(メディカルボールドスケール法)」に注目。毛量の変化を数字で確認できるため、経過観察しながら治療を進められるメリットがあります。
対面診療のほかオンライン診療にも対応。どの治療プランでも初月1,000円で治療をスタートできるのがポイント。AGA治療が初めての人でも、お試し感覚で治療を始められるでしょう。
薄毛予防のフィナステリドによる治療なら翌月以降も2,000円で治療を続けられます。薬の濃度により料金が定められており、薄毛の症状に合わせて適切な治療を受けられるのも銀クリの魅力です。
クリニック名 | 銀座総合美容クリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・メソセラピー |
診察料 | 無料 |
配送料 | 500円~ |
診察方法 | 要問合せ |
診察時間 | 月~土11:00~20:00 日祝11:00~19:00 木曜休診 |
料金 | 初月1,000円 (カウンセリング料、初診料、発毛促進内服薬、AGA進行予防内服薬含む) フィナステリド2,000~7,150円/月 デュタステリド8,250円/月 ミノキシジル内服薬7,700~12,100円/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・代引き |
フィットクリニックは対面とオンライン診療どちらも選べるクリニック
フィットクリニックは2020年1月に開院したクリニックで渋谷に院があります。AGA治療やED治療、性病治療、アフターピル処方など複数の診療科目を設けているのが特徴。入り口が男女別になっているため、院内で異性に会うことはありません。
対面診療だけではなくオンライン診療にも対応。専用アプリ不要で、スマホやパソコンがあれば自宅から医師の診察を受けられます。
初回限定のお試し価格が用意されているのもポイント。フィナステリドなら初月1,500円、デュタステリドは3,500円で処方してもらえます。治療プランが豊富なのも特徴のひとつ。AGA治療薬とサプリメントを組み合わせたプランも人気です。
クリニック名 | フィットクリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・サプリメント |
診察料 | 無料 |
配送料 | 500円 |
診察方法 | WEBまたは電話 |
診察時間 | 月~土10:00~20:00 日祝10:00~18:00 |
料金 | フィナステリド1,500円~/月 デュタステリド3,500円~/月 ミノキシジル外用薬12,000円/4本 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 ・コンビニ払い ・代引き |
湘南美容クリニックは投薬治療の他にメソセラピーや自毛植毛も受けられる
全国展開する大手の湘南美容クリニックでは、投薬治療のほかメソセラピーや自毛植毛の治療にも対応しています。AGA治療の実績が豊富で、累計患者数は1,900万人以上。症例数は64万件以上を誇ります。投薬治療だけでは薄毛が改善されなかった人にもおすすめです。
投薬治療ならオンライン診療も可能で、10時から23時まで診療を行っています。WEB予約は24時間受付中で、当日予約もOK。
フィナステリドによる薄毛治療なら初月1,800円、翌月以降も3,000円で治療を継続できます。また、万が一効果を得られなかった場合の全額返金にも対応。半年に1回採血検査を受けられるため、体調面に不安のある人でも無理なく治療を続けられるでしょう。
クリニック名 | 湘南美容クリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・メソセラピー ・自毛植毛 ・ダブルマトリックス |
診察料 | 無料 |
配送料 | 1,000円(1万円以上の場合は無料) |
診察方法 | 専用アプリによるビデオ通話 |
診察時間 | 10:00~23:00 |
料金 | HRタブレットF(フィナステリド) 初回1,800円2回目以降3,000円 プロペシア初回5,500円2回目以降8,250円 ザガーロ初回5,300円2回目以降9,500円 デュタステリド6,500円/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・代引き |
AGAオンクリは国内承認薬の取り扱いがあるオンラインクリニック
AGAオンクリはオンライン診療専門のAGAクリニックで24時間診察が可能です。
どのプランも初月0円で治療できるため、費用がネックでAGA治療を始められなかった人にも気軽に始めやすくおすすめです。抜け毛予防のフィナステリドのみの処方なら、2ヶ月目以降も4,000円で治療を継続できます。
処方される治療薬は提携院でエビデンスの取れたものだけを使用していて、厚生労働省から承認された治療薬だから、長期的に服用する場合でも安心です。
配送される治療薬は中身がわからない梱包になっています。また、スタッフは医師を含めて全員男性で、サングラスやマスク着用で診察を受けることが可能。プライバシーへの配慮が徹底されているため、誰にも知られず受診したい人でも安心です。
クリニック名 | AGAオンクリ |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・サプリメント |
診察料 | 無料 |
配送料 | 1000円程度(地域によって異なる) |
診察方法 | 専用アプリによるビデオ通話 |
診察時間 | 24時間 |
料金 | フィナステリド4,000円/月 デュタステリド6,500円/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・Amazon pay ・代引き |
AGAスマクリはフィナステリド+ミノキシジルが月額4,980円で処方してもらえる
AGAスマクリはAGAの治療実績が31万件以上と豊富。80名以上の専門医が在籍しているため、待ち時間なく診察を受けることができます。
初診からオンライン診療に対応しており、フィナステリド+ミノキシジルによる治療プランなら初月無料。2ヶ月目以降も月額4,980円で治療を続けられます。2種類の治療薬をこの価格で処方してもらえるのはAGAスマクリだけ。オンライン診療に特化することで運営費を削減し、その分治療薬を安く提供しています。
処方される治療薬は台湾製ですが、国産と同じ成分を使用した薬で有効性や安全性も認められています。単月でも処方してもらえますが、2ヶ月分・3ヶ月分・6ヶ月分のまとめ買いがお得。オンライン診療にかかる時間を削減できるメリットもあります。
恵比寿にクリニックがあるため、対面診療を希望する人にもおすすめです。
クリニック名 | AGAスマクリ |
---|---|
治療方法 | 内服薬 |
診察料 | 初診1,000円(再診は無料) |
配送料 | 無料 |
診察方法 | ビデオ通話 |
診察時間 | 9:00~22:00 |
料金 | フィナステリド+ミノキシジル4,980円/月 プロペシア10,000円/月 |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込 |
スマイルAGAクリニックは育毛メソセラピーの体験が980円で受けられる
スマイルAGAクリニックは渋谷・新宿・八重洲に3院あり、オンライン診療にも対応しています。カウンセリングや診察、血液検査、マイクロスコープによる頭皮診断が無料。できるだけ費用を抑えて治療したい人には通常価格の30%OFFになるモニターがおすすめです。
投薬治療ならオンライン診療にも対応。フィナステリドによる抜け毛予防なら初月1,600円、2ヶ月目以降も6,600円で継続できます。
投薬治療だけでは思うような効果が出なかった人は必見。通院できる場合は育毛メソセラピーの体験治療を初回980円で受けることも可能です。
クリニック名 | スマイルAGAクリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・外用薬 ・メソセラピー |
診察料 | 無料 |
配送料 | 要問合せ |
診察方法 | ビデオ通話 |
診察時間 | 10:00~19:00 |
料金 | フィナステリド初月1,600円 翌月以降6,600円/月 プロペシア初月4,620円 翌月以降7,700円 ザガーロ初月5,830円 翌月以降9,900円 |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・医療ローン |
elifeはミノキシジルによる発毛実感プランが月額4,900円
elifeはオンライン診療に特化したサービスで、AGA治療のほかED治療やメディカルダイエットなど複数の診療に対応しています。
AGA治療は薄毛予防から発毛まで3種類のプランを用意。フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルを処方してもらえます。
ミノキシジルによる発毛実感プランは月額4,900円。フィナステリドとミノキシジルをセットにしたプランなら8,000円で治療を継続できます。6ヶ月や12ヶ月分のまとめ買いも可能。診察や配送料は完全無料で、AGA治療にかかるのは薬代のみとなっています。
診察時間は7時から22時まで。土日祝日も診療しているため、平日の受診が難しい人にもおすすめです。
クリニック名 | elife |
---|---|
治療方法 | 内服薬 |
診察料 | 無料 |
配送料 | 無料 |
診察方法 | ビデオ通話 |
診察時間 | 7:00~22:00 |
料金 | デュタステリド 月々定額コース:4,900円 6ヶ月パック:11,000円 12ヶ月パック:19,000円 ミノキシジル 月々定額コース:4,900円 6ヶ月セット:11,000円 12ヶ月セット:19,000円 フィナステリド+ミノキシジル 月々定額コース:8,000円 6ヶ月セット:18,000円 12ヶ月セット:35,000円 |
支払い方法 | クレジットカード・デビットカード・銀行振込 |
Oops HAIR(ウープスヘア)は国内承認薬のみを使用した若者向けのAGAクリニック
Oops HAIR(ウープスヘア)は若者向けのAGAクリニックで、患者の7割以上が20代から30代です。年齢が若いからという理由でAGA治療に躊躇していた人におすすめ。オンライン診療だから、周りに知られることなく治療を受けられます。
処方される治療薬は国内承認薬のみ。抜け毛予防のフィナステリドやデュタステリドの単剤処方のほか、複数の治療薬を組み合わせたセットプランも用意。症状に合わせて治療できます。
予約から診察、薬の処方まで使い慣れたLINEで完結。専用アプリのダウンロードは必要ありません。配送される治療薬は中身がわからないスタイリッシュな梱包で、家族にバレる心配もありません。
クリニック名 | Oops HAIR(ウープスヘア) |
---|---|
治療方法 | 内服薬 外用薬 |
診察料 | 無料 |
配送料 | 500円 |
診察方法 | LINE |
診察時間 | 10:00~22:00 |
料金 | フィナステリド4,675円~ デュタステリド7,013円~ フィナステリド+ミノキシジル内服薬6,358円~ フィナステリド+ミノキシジル外用薬10,753円~ |
支払い方法 | クレジットカード・Amazon Pay・GMO後払い |
駅前AGAクリニックはメソセラピー・植毛手術も対応しているクリニック
駅前AGAクリニックは全国に12院展開中。通院できる場合は投薬治療だけではなく、メソセラピーや植毛手術も受けられます。
対面診療のほか、初診からオンライン診療にも対応。薄毛予防のプランなら初月1,800円で治療をスタート。更に毎月10名ほどモニターを募集しているため、費用を抑えてAGA治療を受けたい人はカウンセリングで相談してみましょう。
駅前AGAクリニックでは治療薬の種類が豊富。全600パターンの治療法から自身に合った治療プランを提案してもらえます。患者満足度も高く99.4%の人が発毛を実感中。万が一、効果を得られなかった場合の返金制度もあるため、安心して治療を受けられるでしょう。
クリニック名 | 駅前AGAクリニック |
---|---|
治療方法 | ・内服薬 ・ 外用薬 ・メソセラピー ・自毛植毛 |
診察料 | 初診のみ5,500円 再診は無料 |
配送料 | 520円 |
診察方法 | LINE |
診察時間 | 11:00~20:00 |
料金 | フィナステリド初月1,800円翌月以降4,620円 プロペシア7,700円/月 ミノキシジル5,500円/月 ザガーロ11,000円/月 デュタステリド8,250円/月 外用薬7,700円~13,200円 |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・医療ローン・銀行振込 |
AGAの症状と代表的な治療方法について解説
AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称で、男性ホルモンや遺伝、生活習慣など、さまざまな要因で起こる男性型脱毛症です。
日本の成人男性の30%、つまり約3人に1人がAGAを発症していると言われています。
AGAは治療せず放置しても完治することのない進行性の脱毛症で、生え際や頭頂部を中心に薄毛が進むのが特徴で年齢問わず誰でも発症する可能性があります。
AGA治療には即効性がなく長期的な治療が必要で、効果を実感できるまでに3~6ヶ月程度かかります。
以下のような症状が気になる場合は、できるだけ早めにAGA治療を始めましょう。
- 髪の毛にハリやコシがなくなってきた
- 就寝時に枕につく抜け毛が増えてきた
- 生え際が広がってきた
- 頭頂部の地肌が透けて見えるようになった
- 頭髪全体がボリュームダウンしてきた
- 同年代の人に比べて髪の毛の量が少ない
AGAは早期発見および早期治療がもっとも重要です。治療しない限りヘアサイクルの乱れが続き、薄毛はどんどん進行していきます。
生涯におけるヘアサイクルの回数は決まっています。ヘアサイクルが完全に終わっている場合は、どのような治療をしても発毛させることはできません。
既に薄毛が進行している場合は、ヘアサイクルの乱れを阻止しつつ、抜け毛予防や発毛作用のあるAGA治療薬を用いて薄毛を改善しましょう。
AGA治療にかかる費用と治療の種類
AGA治療は保険適用外の自由診療で、クリニックによって治療費が異なります。
保険が適用されず、治療費は全額自己負担となるため高額になることが多く、また、AGA治療に長期的に治療を継続する必要があります。
できるだけコストを抑えて治療するためにも、まずはAGA治療にかかる費用の相場を知ることが大切です。
AGA治療にかかる費用の目安
AGA治療を始めたいけど、費用がネックで始められないという人もいるでしょう。
AGA治療には薄毛予防や発毛促進のための内服薬や外用薬を用いた投薬治療のほか、注入治療や自毛植毛があります。
いずれも保険適用外の自由診療となり、クリニックによって費用が異なります。それぞれの治療法の相場は以下のとおりです。
治療法 | 費用の相場 |
---|---|
内服薬 | 4,000~10,000円/月 |
外用薬 | 10,000~15,000円/月 |
注入治療 | 30,000~70,000円/回 |
自毛植毛 | 500,000~1,500,000円/回 |
内服薬や外用薬による投薬治療なら、スマホやパソコンを使って自宅から受診できるオンライン診療がおすすめです。一般的な対面診療のAGAクリニックに比べて治療費を安く抑えられるメリットがあります。
抜け毛予防のフィナステリドなら月額3,000円程度で購入できるクリニックもあります。AGA治療が初めての人は、気軽に始められる投薬治療からスタートしてみましょう。
AGA治療の種類
AGA治療には内服薬や外用薬による投薬治療のほか、注入治療や自毛植毛による治療があります。
【内服薬】
AGA治療の内服薬には、抜け毛予防のためのフィナステリドやデュタステリドのほか、発毛促進のためのミノキシジルがあります。
それぞれの内服薬の効果と副作用は以下のとおりです。
有効成分 | 効果 | 副作用 |
---|---|---|
フィナステリド | ・AGAの原因となる5αリダクターゼⅡ型を阻害し、薄毛の進行を抑え、ヘアサイクルを正常な状態に戻す。 | ・肝機能障害 ・勃起不全 ・性欲減退 ・精液量減少 ・射精障害 ・睾丸痛 ・発疹 ・ポストフィナステリドシンドローム(PFS)など |
デュタステリド | ・フィナステリドと同じく、薄毛の進行を抑え、ヘアサイクルを正常な状態に戻す。 ・フィナステリドが5αリダクターゼⅡ型のみに作用するのに対して、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型ともに阻害する働きがあり、より高い効果が期待できる。 ・有効成分の血中濃度の半減期が3日〜7日程度と長い(フィナステリドは約4時間) | ・勃起不全 ・性欲減退 ・乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)) ・精液量減少 など |
ミノキシジル | ・血行を促進し毛乳頭細胞に血液を送り込む作用があり、育毛・発毛効果が期待できる。 | ・動悸 ・息切れ ・頭痛 ・めまい ・手足や顔のむくみ ・多毛症 ・肝機能障害 ・心疾患 など |
日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、フィナステリドとデュタステリドによるAGA治療は「推奨度A」の強く勧める治療法です。
フィナステリドを主成分とする「プロペシア」をはじめ、ジェネリック医薬品の「フィナステリド」、デュタステリドを主成分とする「ザガーロ」やジェネリック医薬品の「デュタステリド」が処方されます。
一方、ミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット)は国内で臨床試験が行われておらず、日本皮膚科学会のガイドラインでは「推奨度D」の行うべきではない治療に該当します。
ただし、ミノキシジル内服薬には高い発毛促進作用が期待できることから、国内のクリニックでも医師の判断で処方されることが多いです。
AGA治療薬は種類によって効果や副作用が異なるため、医師の診断のもとで薄毛の症状や体質に合った治療薬が処方されます。
【外用薬】
AGA治療の外用薬にはミノキシジルが処方されます。
ミノキシジル外用薬は頭皮に直接塗布する治療薬で、毛母細胞が刺激されて細胞分裂が盛んになり、発毛を促進します。また、血行促進の作用もあり、栄養が毛乳頭細胞へ十分に届くため、健やかな髪の成長をサポートします。
有効成分 | 効果 | 副作用 |
---|---|---|
ミノキシジル | 発毛促進や血行促進 | 皮膚炎 紅斑 頭痛 動悸 むくみ 初期脱毛 など |
日本皮膚科学会のガイドラインでは、ミノキシジル外用薬は「推奨度A」で、発毛促進や育毛に適した治療法です。
ミノキシジル外用薬はドラッグストアなど、市販でも購入できます。ただし、市販品の場合は濃度が5%までと決まっています。
5%以上のミノキシジル外用薬を希望する場合は、クリニックを受診して医師の処方を受ける必要があります。クリニックなら最大16%と高濃度のミノキシジル外用薬を処方してもらえます。
AGAクリニックで扱っているフィナステリドやミノキシジル内服薬・外用薬は、PMDA承認薬以外にも、海外製の薬を使用しているクリニックがあります。
海外製の治療薬は、国内承認薬と比べて安価で処方してもらえるため、少しでも治療にかかるコストを抑えたいという方には有用ですが、知っておかなければいけない注意点があります。
それは、医薬品を使用して万が一重篤な副作用が起きた場合に利用できる「医薬品副作用被害救済制度」という制度が利用できないという点です。
AGA治療で処方される薬は副作用のリスクは高くないため過度の心配は不要ですが、可能性は0ではありません。
副作用が心配という方は、海外製の未承認薬だけでなく、国内承認薬の取り扱いがあるAGAクリニックを選ぶと良いでしょう。
治療費用は高くなりますが、重篤な副作用が起きた際の救済制度の対象となるため安心して薬を服用することができます。
【注入治療】
AGA治療には、育毛メソセラピーやHARG療法などの注入治療もあります。注射器など専用の医療器具を用いて、頭皮に有効成分を含む薬液を注入する治療法で、発毛促進の効果が期待できます。
・育毛メソセラピー
育毛メソセラピーはクリニックによって使用する薬液が異なります。使用される薬液に含まれる主な成分は以下のとおりです。
・プロペシア
・ミノキシジル
・ケラチノサイト成長因子(KGF)
・インスリン様成長因子(IGF-1)
・血管内皮細胞成長因子(VEGF)
・繊維芽細胞成長因子(bFGF)
・銅ペプチド
・コエンザイムQ10.
・ヒアルロン酸
育毛メソセラピーは持病などで投薬治療できない人に有効な治療法です。また、投薬治療が可能な場合は、併用することによって効率よく発毛を実感できるでしょう。
・HARG療法
HARG療法も育毛メソセラピーと同じく、有効成分が配合された薬液(HARGカクテル)を頭皮に注入する治療法です。
育毛メソセラピーとの違いは、使用する薬液の成分構成が決められていることです。そのため、クリニックによって治療方法や効果に違いはありません。また、特定の医療機関でしか施術を受けらないのも特徴のひとつです。
HARG療法で用いられる薬液に含まれる成分は以下のとおりです。
・PDGF (血小板由来成長因子)
・Basic FGF (線維芽細胞成長因子)
・KGF (ケラチノサイト成長因子)
・TGF beta1 (トランスフォーミング成長因子)
・HGF (生体細胞成長因子)
・VEGF (血管内皮細胞成長因子)
・Collagen, Fibronectin(コラーゲン・フィブロネクチン)
・SOD (活性酸素除去成分) 他150種類以上
150種類以上の成長因子が含まれるヒト由来のたんぱく質「AAPE」を含む薬液(HARGカクテル)を頭皮に注入することで発毛を促進します。
【自毛植毛】
自毛植毛はAGAの影響を受けていない後頭部や側頭部の毛髪を毛根組織ごと採取し、薄毛の箇所へ移植する治療法です。自身の毛髪を移植するため、拒絶反応や炎症を起こすリスクはほとんどありません。
また、一旦生着した髪の毛は半永久的に生え変わり続け、術後のメンテナンスも不要です。
日本皮膚科学会のガイドラインで推奨度Bの「行うよう勧める」治療法で、82.5%と高い確率で生着するため、投薬治療で効果が出なかった人にもおすすめ。
手術費は高額になりますが、術後のメンテナンス費用がかからないメリットがあります。
更に、元から生えていた髪の毛と同じ扱いができるため、ヘアカラーやパーマなどのヘアアレンジも自由に楽しめます。
植毛には、ナイロンやポリエステル素材の人工毛を頭皮に植え込む人工毛植毛もありますが、ガイドラインでは推奨度Dの「行わないように勧められる」治療法です。
自毛植毛と違って拒絶反応が起こりやすく、術後のメンテナンスも欠かせないため、ほとんど用いられることはありません。
AGAの進行度と最適なAGAの治療方法
AGAは進行性の脱毛症で、進行度に応じて最適な治療方法は異なります。
進行度については、ハミルトン・ノーウッド分類という進行パターンをまとめた指標が有名です。
引用 : 銀座総合美容クリニック
分類 症状 Ⅰ型 AGAの初期症状。生え際が少し後退しているが、あまり見た目に変化がない状態。 Ⅱ型 Ⅰ型よりも生え際の薄毛が進行している状態で、見た目に変化が現れ始める状態。 Ⅱ型 vertex Ⅱ型に加え、頭頂部の薄毛がO型に進行し始める状態。 Ⅱa型 Ⅱ型に加え、前頭部の薄毛が進行している状態。 Ⅲ型 生え際の薄毛が進行してM字になっている状態。全体的な髪のボリュームも減少している状態。 Ⅲ型 vertex Ⅲ型に加え、更に頭頂部の薄毛がO型に進行して頭皮の露出が目立ち始める状態。 Ⅲa型 生え際の薄毛が進行してM字になっている状態。全体的な髪のボリュームも減少している状態。 Ⅲ型 vertex Ⅲ型に加え、更に頭頂部の薄毛がO型に進行して頭皮の露出が目立ち始める状態。 Ⅳ型 生え際が後退し、頭頂部がO型に薄くなっている状態。 Ⅳa型 Ⅲa型より更に前頭部の薄毛が進行して髪が残っていたM字の中心部分も薄くなっている状態。 Ⅴ型 生え際の後退がより進行した状態。同時に頭頂部も頭皮が完全に露出し始める状態。 Ⅴa型 Ⅳa型より更に前頭部の薄毛が進行して頭頂部の髪の毛も薄くなり始める状態。 Ⅵ型 生え際から頭頂部にかけて完全に頭皮が露出した状態。 Ⅶ型 頭頂部から更に後ろまで薄毛が進行して頭皮が露出した状態。
上記の図表が、ハミルトンノーウッド分類によって分類分けされた薄毛の進行度合いです。
日本人の薄毛の特徴は、生え際(M字部分)と頭頂部が同時に進行するケースが多く、「vertex」という分類分けをされています。
Ⅰ型のAGAの症状が初期段階の場合や、Ⅱ型の薄毛が進行し始めた状態であれば、フィナステリドやミノキシジルによる投薬治療で改善が見込めるでしょう。
Ⅲ型まで進行してしまっている状態だと、投薬治療によって改善できる可能性は低くなり、Ⅳ型以降の進行度になると、投薬治療以外の治療が必要になってくるでしょう。
いずれにせよ、進行度合いが進むにつれて治療の選択肢が狭くなってしまうため、薄毛に気づいた段階で早めに治療を初めて薄毛予防をすることが重要です。
薄毛の種類は大きく分けて、M字・O字・U字の3種類ありますが、M字ハゲは一度薄毛が進行すると治りにくいと言われています。
初期段階であればまだ改善の見込みはありますが、M字ハゲが進行してしまっている場合は、内服薬だけだと改善できる可能性は低いため、患部に直接塗布するミノキシジル外用薬を処方してもらった方が良いです。
それでも生えてこない場合は、レーザー治療や自毛植毛など、別の治療を選択することで改善できる可能性が高くなります。
治療を始める前に知っておきたい注意点
AGA治療を始める上の注意点として、知っておきたいことはまずは各治療薬の副作用ですが、それ以外にも知っておいた方が良い注意点がいくつかあります。
診察の際に医師から説明があることがほとんどですが、大事な点についてまとめておきますので必ず確認しておきましょう。
初期脱毛はいつから始まっていつまで続く?
AGA治療を始めると、1ヶ月から2ヶ月程経った頃に細い毛や毛根のない毛が抜け落ちる現象があり、これを「初期脱毛」と呼びます。
初期脱毛は、ミノキシジルを使用することで起こりますが、これは副作用ではなく、AGA治療の効果が現れ始めることで自然と起こる現象です。
AGAは、ヘアサイクルが乱れて髪の毛の成長期が短くなり、十分に成長しないまま抜け落ちてしまうことで薄毛が進行しますが、初期脱毛は、このヘアサイクルが乱れた髪の毛が抜け落ちて、正常な髪の毛が新しく生えてくる過程で起こると言われています。
【ヘアサイクル】
成長期 | 毛母細胞の分裂が活発に起こる髪の毛の成長段階 |
---|---|
退行期 | 休止期に移る過程で髪の毛が抜け落ちる段階 |
休止期 | 髪の毛の成長が止まり古い毛が抜け落ちる段階 |
AGA治療を始めることで、退行期・休止期の髪の毛が抜け落ちて、新しく成長期の髪の毛が生え変わります。
その際に抜け毛が増えてしまうため、「治療を始めたら逆に薄毛が進行してしまった」と勘違いして治療をやめてしまう人が多いようです。
ここで治療をやめてしまうと、新しく成長期として生えてくる髪の毛も正常に成長せずに抜け落ちてしまうことになるため、初期脱毛が起こって一時的に抜け毛が増えたとしても治療をやめずに継続する必要があります。
AGA治療は誰でも受けられる?禁忌・併用禁忌について
AGA治療薬によっては禁忌・併用禁忌があるため以下に該当する方は治療薬を服用することはできません。
【フィナステリド】
禁忌 | 併用禁忌 |
---|---|
・未成年の男性 ・妊娠中・授乳中の女性 ・フィナステリドに対して過敏症の既往歴がある方 ・肝機能障害がある方 | ・特になし |
禁忌ではありませんが、お酒などのアルコール類やグレープフルーツは飲み合わせに注意が必要です。
これらに含まれる酵素にはフィナステリドの酵素を分解を阻害する働きがあると言われていて、効果が薄れてしまう可能性が指摘されています。
【ミノキシジル】
禁忌 | 併用禁忌 |
---|---|
・未成年者 ・妊婦・授乳中の女性 ・循環器系に既往や疾患がある方 ・血圧に疾患がある方 ・腎臓や肝臓に疾患がある方 | ・ED治療薬 ・偏頭痛治療薬(イミグラン) ・風邪薬(イブプロフェン) ・アルコール |
ミノキシジル内服には風邪薬やアルコールの併用禁忌があるため、普段酒をよく飲むという方は注意が必要です。
また、AGA治療中に風邪を引いてしまった場合はイブプロフェンが含まれている風邪薬を飲まないように気をつけましょう。
AGA治療に関するよくあるQ&A
- AGA治療は治療を始めてからどれくらいで効果が出る?
-
AGA治療は早ければ開始から2~3ヶ月で抜け毛が減り始めたことを実感できます。新たに毛が生え始めるのが4~6ヶ月経過する頃です。
見た目にわかるほど毛量が増え始めるのは、7ヶ月~1年ほど経ってからです。
- AGA治療薬の個人輸入は安全なの?
-
AGA治療薬は個人輸入の通販サイトで購入することも可能ですが、非常に危険なためやめておいた方がいいです。具体的には、個人輸入には以下のようなリスクがあります。
- 品質が保証されておらず偽物の可能性がある
- 衛生環境の悪い場所で製造・管理されている
- 虚偽または誇大な効果・効能が表記されている
海外製のAGA治療薬は、安全性や有効性が確認されておらず、効果が出ないどころか健康被害を受けるリスクがあります。また、万が一副作用が起こった場合も適切な処置を受けられない可能性があるため絶対に避けるべきです。
厚生労働省からも海外製の医薬品の個人輸入は健康被害のリスクが高く注意喚起されています。
クリニックより安く購入できるという理由だけで、個人輸入の治療薬を入手しないようにしましょう。AGA治療薬はクリニックで医師の診察のもと、処方してもらう必要があります。
参考サイト : 健康被害などリスクにご注意! 海外からの医薬品の個人輸入
- AGA治療を止めるとどうなる?
-
AGA治療を途中で止めると、薄毛が再び進行して元の状態に戻る可能性があります。
AGAは進行性の脱毛症なので、時間が経過すると更に薄毛が進むことになります。
費用面の負担などで治療を止めたい場合は自己判断ではなく、必ず医師に相談しましょう。
発毛を目指してAGA治療を継続して納得いく効果が出た場合に、治療薬の種類をフィナステリドのみにして薄毛予防に切り替えるなど、費用を抑えて治療を継続する方法がおすすめです。
- AGA治療は保険適用される?
-
AGA治療は保険適用外の自由診療となり、医療費控除も対象外となります。
ただし、以下のような症状であれば保険が適用される可能性もあります。
- 円形脱毛症
- びまん性脱毛症
- 脂漏性脱毛症
これらの脱毛症でステロイドや外用薬が処方される場合は、保険適用で治療できます。
薄毛の原因がAGAかどうか素人では判断できないため、必ず医師の診断を受けましょう。
AGAではなく上記症状が疑われる場合はまずはAGAクリニックより先に皮膚科で診察を受けてもらうことをおすすめします。
最初からAGAクリニックに行ってもAGA以外の診察をしてもらうことは難しく、原因の特定が難しいためです。
AGA以外の脱毛症でAGA治療薬を飲んでも改善は見込めません。 - AGA治療薬を飲み忘れた場合はどうすればいい?
-
AGA治療薬を飲み忘れた場合、まとめて服用するのは避けましょう。規定の摂取量を超えて服用した場合は、重篤な副作用が起こるリスクがあります。
数日飲み忘れたくらいで薄毛が急激に進行することはありません。気付いた段階で決められた通りの方法で服用を再開してください。
有効成分の血中濃度の半減期は薬剤によって違い、フィナステリドだと約4時間程度と短いですが、デュタステリドの場合は3日〜7日間と半減期が遅いため、飲み忘れても体内に有効成分が残っているため効果が薄れる心配はありません。
- AGAは自力で改善できる?
-
AGAは自力で改善することはできません。ただし、不規則な生活習慣が原因でヘアサイクルが乱れている場合は、生活習慣の見直しで薄毛が改善されるケースもあります。
栄養バランスに優れた食生活や質の高い睡眠を心がけることで、抜け毛予防につながることもあります。
ただし、薄毛の原因が生活習慣によるものか、AGAを発症しているのか、自分では判断が難しいため、早めにクリニックを受診することをおすすめします。
- AGAが完治することはある?
-
AGAは一度発症すると完治することはありません。ただし、AGA治療によって抜け毛を予防し、発毛を促すことで薄毛を改善することができます。
AGAを発症すると自力で治療するのは難しいため、専門のクリニックを受診しましょう。AGA治療は早ければ早いほど、高い効果を得られます。
薄毛が進行すると効果が出るまでに時間がかかるだけではなく、投薬治療だけでは改善されないケースもあります。
薄毛の症状があれば早めにクリニックを受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。
- オンライン診療でも血液検査を受けられる?
-
オンライン診療に対応したクリニックでも、事前に血液検査が必要な場合があります。
直近の健康診断の結果で対応するクリニックもあれば、自宅で血液検査できる採血キットを郵送してもらえるクリニックもあります。セルフ採血した場合は検査機関へ送り、結果に問題がなければ治療開始となります。
- 女性でもAGA治療を受けられる?
-
女性の薄毛治療専門のクリニックもあり、女性でもAGA治療を受けられます。
女性の場合はフィナステリドやデュタステリドは使用できず、ミノキシジルやスピロノラクトン、パントガールを用いるのが一般的です。